防犯性のある家ということは、泥棒・空き巣などが狙いにくいという視点で考えると、正しい答えが出てきます。
つまり、泥棒や空き巣をする人の立場になって狙いにくい、止めておこうと思うような家を考えればいいということです。
ポイントは三つです。
第一は、周囲からの見晴らしがいいということが言えます。
見晴らしがいいということは、何かしようとすると誰かに見られるということですから、悪いことをしにくいということになるからです。
第二は、近所とのコミュニケーションが取れている家ということになります。
こちらは何かあるとお互いに気を配り合うということになり、旅行などで不在のときなども、お互いにわかっているから、何か不審なことがあれば、面倒をみあうということになります。
留守に訪ねてきた人の気配があれば、お互いに確認し合えるというようなことにもなります。
第三は、構造上のことですが、接近を妨げる構造になっているということです。
第一とも関係しますが、家と家が接近していると、そこに死角が生じてしまいます。
接近していても、勝手口や窓などがあればともかく、両方が外壁というような場合は、死角になり易いということです。