お年寄りに優しい住まいとは、どういった家を指すでしょうか。
年齢を重ねていくと、筋力が低下し、視力や聴力などさまざまな機能が低下してきます。
それらを補えるような住まいを目指すといいでしょう。
まず、代表的なのは、手すりをつけることです。
お風呂場の浴槽への出入りが簡単にスムーズに出来るように、また階段昇降が安全にできるように手すりをつけます。
そして次に、段差をなくします。
お年寄りは少しの段差でもつまづくことがあり、転倒して骨折するとその後が大変です。
ですので、なるべく家の中全体が平らになるようにします。
各部屋の出入り口や、ドアの部分に段差がないようにします。
さらに、部屋や廊下など、どこでも明るく見渡せるように照明をつけます。
夜間も足元がよく見えるように、非常灯が必要です。
お年寄りは夜間トイレに行くことも多いので、自身の部屋からトイレまで、非常灯で照らすとよいです。
お年寄りに優しいということは、住む人すべてに優しいということです。
これらのことを工夫して、住む人みんなが快適に過ごせるといいですね。