無垢フローリングは、何も保護するコーティングがありませんから、少し物を落としたり引っ掻いただけでも傷つきやすい建材です。
しかし、常に見た目はもちろん肌触りも素朴な木そのものですから、自然の爽やかな雰囲気を持つことができますし、ホルムアルデヒドのようなシックハウスの原因とは無縁です。
また、手入れを欠かさなければ、木が年月を経るごとに徐々に濃く深みの色合いへと変化していきます。
では、無垢材を長持ちせるどのような手入れをしていけばよいのかというと、普段の生活では、そこまで手をかけることはありません。
掃除機と乾拭きで十分です。
汚れを落としたいと水拭きをしたくなりますが、水が無垢材に染みこんで痕が残ってしまいます。
目地のような隙間は、爪楊枝で汚れを取り除いていきます。
しかし、染みができたからと言って、漂白剤を使用すると、
その痕が残ってしまいますので避けた方が良いでしょう。
大掃除などの機会に、徹底的に手入れをしたいときには、シミにならないよう十分に絞った布で雑巾がけをします。
そして、天然由来の植物油や蜜蝋などをワックスをしていくと、より色合いが濃くなります。
最後に乾拭きをして終わりです。