屋根の勾配に関して、あまり気にされない、という方も少なくないと思いますが、実は屋根の勾配には様々なメリットやデメリットがあるのです。
今回は、急勾配の屋根にするメリットを3つご紹介いたします。
まず1つ目に、耐久性が挙げられます。
屋根の勾配が急ならば、雨水などが屋根に留まること、つまり雨水の滞留も少なく、湿気などがたまりにくい構造と言えます。
湿気というのはどうしても経年劣化を進めやすいものでなので、それによる腐食なども避けることが出来るからです。
2つ目に屋根の劣化による雨漏りの危険性が低くなることも挙げられます。
このように雨水の滞留は思いの外、屋根にダメージを与えるものですので、滞留し辛い急勾配の屋根はその分屋根の耐久性が高まることになります。
3つ目はデザイン性です。
敷地の狭い住宅では、急勾配にすることで重厚感を増したデザインにすることも可能ですし、内部においても縦の空間が広がるわけですから、たとえば屋根裏収納や場合によっては屋根裏部屋を設置できるなど、急勾配の屋根ならではの良さというものがあります。