クローゼットは水で丸洗いすることができません。
臭いがきついお風呂場用の塩素系カビ取り剤も使えないので、アルコールを使うと良いです。
アルコールはプラスに帯電しており、マイナスのものに引き寄せられる性質があります。
タンパク質やセルロースが主成分のカビはマイナスに帯電しているため、アルコールの陽イオンが細胞の表面に付着して、細胞ごと破壊することができます。
アルコールと同じ働きをするものに、逆性石けんがあります。
原液を水で200倍に薄めているので、価格が安いのが特徴です。
これらを使ってカビを殺菌することは可能ですが、黒い斑点はまだ残ったままです。
そこで漂白剤で見た目を綺麗にします。
漂白剤は台所で使われている塩素系のものです。
ただしクローゼットの材質によっては、傷んだり変色したりします。
よって漂白剤を用いる時は、最初に目立たない端などに試して使えるかを判断します。
カビを再び生やさないためには、定期的な換気が重要です。
天気の良い日にクローゼットの中身を全部出して、部屋の窓を開けると通気が良くなります。