古き良き古民家のリフォームである古民家再生。古民家には古民家にしかない伝統や良さがあります。
そんな古民家をまた使えるようにする古民家再生には、当然メリットだけでなくデメリットも存在します。今回はそのデメリットについてもお話しいたします。
◯古民家再生のデメリット
古民家を再生リフォームする場合、一般のリフォームとは異なり、さまざまな問題や費用が発生しますので、あらかじめ十分理解しておきましょう。
♦断熱性に問題がある
古民家は冷房装置のない時代に建てられているため、風を建物全体に巡らせて夏を過ごしやすくする構造になっていますが、冬場の対策があまりなされてないことが多いです。
そのため冬場の断熱や暖房コストに配慮したリフォームが必要になることがあります。
♦耐震性に問題がある
家の強度は強い場合がありますが、基礎が現在の耐震基準を満たしていない場合が多く、法律上耐震性補強が必要になるケースがあります。
♦費用の発生
一部解体費用や廃材の処分費用が掛かります。また、部材が汚れてしまっている場合はその部材の洗い作業が必要でその費用が必要になることがあります。
しかし、古民家にしかない良さというものもあります。工事費にデメリットがあったとしても、税金が抑えられるなど、その後のメリットも大きいです。古民家再生は以上の点に注意しつつ、検討してみてはいかがでしょうか。