古民家には様々な良さがあります。
最近ではそんな古民家をまた再生しようとする古民家再生がリフォームの一つとして行われることも少なくありません。今回はそんな古民家再生についてお話しします。
~古き良き古民家~
古民家は古くからの知恵を用いて様々な木材を適材適所に使っています。土台や大引、根太等に使われる材はほとんどが栗材です。
大黒柱は堅さや美しさのある欅材が主で、栗材も使われています。柱となると北側や湿っている所には栗材、その他は杉材が多いようです。
差し鴨居、ツリと呼ばれるものは、良いところでは欅材、一般には松ですが杉材もまれにあります。材木を使い分けることで家が長く持つ工夫がされているのです。
~古民家再生~
古民家には地場で育った太い良材が惜しげもなく使われています。中にはお金に換算できないような立派な木材が使われているものもあります。
そんな古民家はご家族にとってかけがえのない財産です。先祖代々引き継いだ家を手放したくないと思われる方も多いことでしょう。
しかし、「もう古いから…」と思い解体してしまう方もおられます。そんな方のために古民家をまた使えるようにリフォームすることを古民家再生といいます。
古民家には伝統や数々の思い出、良い木材が詰まっています。取り壊しを考えている方は一度、古民家再生も考えてみてはいかがでしょうか。