世界中の人々が日本の文化に注目している昨今、古民家を再生させようという動きが増えています。その反面、古民家は「寒い」・「暗い」といったイメージがあり、住みやすさも考慮しなければなりません。では、民家再生の流れについて確認してみましょう。
民家再生はリフォーム会社で相談し、プランを立てることからスタートします。リフォーム会社に相談すると、まず現地相談が行われます。ここでは、民家の状態をリフォーム会社が細かくチェックしていきます。
例えば、建物の歪みの有無や、雨漏れやシロアリ被害の状態などを確認していきます。また、リフォーム会社は、生活に支障がないかどうか、新しく導入したい設備があるかどうかといった内容の聞き取り調査を行います。
このような情報をベースに、ラフプラン、見積もりが提出されます。そして、プランや料金に納得がすればリフォーム会社と工事契約を結ぶことになります。
工事契約を結ぶと、いよいよ民家再生工事が着工となります。一般的に、民家再生工事では古い材料をできるだけ利用しながら工事が進められます。
したがって、古材の解体や清掃といった作業が伴うのが通常です。また、民家が傾いているケースでは基礎工事も実施されることとなります。そして、工事が完了すると住宅の引渡しが行われ、生活することが可能になります。これが民家再生の一連の流れです。