眺めがいい丘の上で沢が流れていて、日当たりもよく雑木林に囲まれた自然の豊かな、電気と水道と道路の通っている広くて安い土地はないだろうか。田舎で物件探しをしている人の中には、とてもありえないような土地を探し求めている人たちが結構多くなっています。そんないい土地があったら、田舎の人だってみんなほしがります。沢というのは丘の上じゃなくて谷底を流れるものですし、日当たりのいい土地は畑や宅地に利用されている場合が多いし、みんながほしがるから細分化されていることが多くなっています。広くて安いまま残っているということは、あまりありません。電気や電話や水道や道路は人が住んでいるところにひかれているものだから、田舎であっても自然が豊かだとは言えない場所であることがほとんどです。
自然が本当に豊かなところには、生活に必要なインフラが整備されていません。生活ができる程度の最低限のインフラだけです。本当の田舎暮らしを楽しみたいのならば、インフラの悪さにも耐えていかなければなりません。光通信も整備されていませんのでネットが遅いといっても、仕方がありません。田舎暮らしというのは、生活の不便さと共存していくことだと考えてください。