自然を感じやすい家の作り方

日本に住んでいるのなら、四季を感じながら生活してみるのもいいかもしれません。

 
どうすれば自然を感じやすい家を作れるのでしょうか。
天然素材にこだわった家にするというのも、ひとつの方法です。

 
建材でできた家はリーズナブルですが、どことなく味気ないものです。

 
柱や壁、床材に至るまで天然無垢の素材を使用するというのはどうでしょうか。
無垢材は確かに少し高価ではありますが、その本物の手触りや気持ちの良さは、満足のいくものがあります。

 

最近では、材木も地産地消がいいといわれるようになってきました。
やはり地元で育った木を使って家を建てるのが、一番地元の気候に合っているようです。

 
また、庭も部屋の一つと考えて、ウッドデッキやインナーテラスなどで、庭とのつながりを楽しむのも一つのアイデアです。

 
古来より日本は、庭と部屋の境界があいまいで、縁側のような中と外の中間の場所があり、いつも自然を感じながら生活してきました。

 
そしてもうひとつ、小さな植物を庭で育ててみるのもいい方法ですね。
植物を自分の手で育てることによって、自然を身近に感じることが出来るでしょう。

旧耐震基準と新耐震基準 

旧耐震基準と新耐震基準には、どのような違いがあるのでしょう。

旧耐震基準と新耐震基準耐震基準は、建物が自身の振動に耐えうる能力かを定めるものという点では変わりありません。

しかし、その内容はずいぶん違います。

例えば、新耐震基準では震度5強程度ではほとんど損傷しない建物である、そして震度6強から7程度では倒壊・崩壊しない建物であるのに対して、旧耐震基準にのっとった建物は、阪神淡路大震災で多くが倒壊してしまいました。

旧耐震基準では、建物が自身の振動に耐えうる能力があると定めておきながら、実際はそうではなかったのです。
そのため、旧耐震基準にのっとった建物は、阪神淡路大震災で多くが倒壊してしまいました。

このことがきっかけで、新耐震基準が生まれました。
新耐震基準では震度5強程度ではほとんど損傷しない建物であるうえ、震度6強から7程度では倒壊・崩壊しない建物であるとしました。
建物に対する過度な信用ではなく、本当に建物が地震の震動に耐えうる能力を定めており、信用のできるものになっています。
旧耐震基準と新耐震基準の違いをお分かりいただけたでしょうか。

C値とは

C値とは、家の床面積に対する隙間面積の割合を表す数値です。
通常、床面積1平方メートルあたりの隙間面積(平方センチメートル単位)で表します。

 
具体例として、C値0.6であれば、床面積1平方メートルあたり、0.6平方センチの隙間があるということです。
もし総床面積100平方メートルの家であれば、60平方センチの隙間があるわけです。
実際の測定にあたっては、もちろん隙間の面積をメジャーで測って算出したりするのではなく、空気圧を利用します。

 
大きな換気扇のような装置を回して外部から室内に空気を取り込み、その際の空気流量から算出するのです。

 
隙間が少ないほど、同じように換気扇を回しても実際に室内に入る空気の量は少なくなりますね。
この原理を利用しているわけです。

 

これに対してQ値とは、熱損出係数のことです。
室内と外の温度差が1度あるとき、家全体から逃げる熱量を床面積で割った数値です。
Q値の算出は非常に複雑ですが、要は住宅の断熱性能を表したものです。

C値もQ値も、値が小さいほど熱や冷気を外に逃がしにくいということになります。
これらの数値を参考にして、省エネで快適な家にしましょう。

縁側の魅力

外でもなく内でもない曖昧な空間、それが縁側です。
古き良き時代の姿をそのまま伝える、日本家屋には必ずと言っていいほど備え付けられているのが縁側です。

 
戦後から80年代にかけて、急速的に西洋建築に倣った家屋が増え、瓦屋根を採用しつつも部屋・間取りは洋風に、というお宅が増加して縁側がどんどん消えて行きました。

しかし、「和風モダン」という単語が生まれ、スローライフなど便利さだけを追求しすぎない、ゆったりとした生活が見直されている今、縁側は再び注目を浴びています。
縁側の魅力には一体どういったものがあるでしょうか。

まず、暑い夏には広い間口から風を通す役割を果たし、せり出した縁側があることで外の環境の影響が中まで届きにく、直射日光が遮られ日陰になり、涼しく快適。
夕方には縁側に腰掛けて夕涼み・憩いの場としてくつろぐことができます。
寒い冬には、太陽の位置が低く柔らかい日差しとなり、天気のいい日には日向ぼっこができます。

春・秋といったさわやかで暖かい季節や涼しく自然を感じることのできる季節のように、中間期にも快適な気分を味わうことができます。

土間の仕様用途について

土間と聞くと、日本の古い住宅のイメージを持たれる方が多いでしょう。

日本古来の住宅では台所が土間に設けられていましたが、薪を使用した調理やその後片付けに適した空間であったためです。

そもそも土間とは屋内で、床を張らずに土足で歩くように作られたところを指す言葉ですが、現代でも広い土間は人気があることはご存知でしょうか。

現代で土間にあたるスペースと言えば、玄関がありますが、土間として利用する空間を玄関を入ってすぐのところに設け、自転車やアウトドア用品の収納に使う方法もあります。

玄関からひと続きになるように、収納棚などで仕切りを作り、椅子とテーブルを配置すれば来客スペースとして土間をカフェのように使って、おもてなしすることもできます。

室内に招き入れることに抵抗がある来客や、短時間の来客時には非常に便利なスペースとして利用できるでしょう。

また、室内で行うことが難しい日曜大工やガーデニングも天候や時間帯に左右されず行うことができます。

このように、土間は家族の生活スタイルに応じてさまざまな用途で利用することができる空間となるのです。

瓦の再利用?

瓦といえば、日本家屋を代表する物の一つです。

風通しが良いので、夏は涼しく、冬は暖房を利用しても結露を防ぐことができます。

このような万能な瓦は、唯一欠点があります。

それは、処分する場合の方法についてです。

そこで、近年注目が高まっているのが、瓦を砂利として再利用する方法です。

瓦を砂利として再利用することで、雨天時に特に恩恵を受けることができるようになります。

その理由は、瓦を利用した砕石は水はけが良く、建築資材としても販売できるためです。

当然、利用しているのは、古くなった日本家屋などに利用していた瓦なので、廃棄物を減らすことができるため環境にも優しいとして、人気があります。

ただし、注意点があります。

注意点とは、専用の設備を保有していることが前提条件となります。

専用の設備さえ、保有できていれば、瓦を砂利として再利用することが可能です。

瓦を利用した砕石は水はけが良く、建築資材としても販売されているので、これから新築住宅を購入しようと考えている方々に、特に推奨されています。

水はけが良いので、雨が降っても靴が汚れませんよ。

畳の湿度調節機能について

冬には乾燥し、梅雨から夏にかけてはジメジメするという日本の気候にぴったりと合っている畳。
この畳が、部屋の中の湿度を調節してくれる効果があることを知っている人はあまり多くありません。

畳の表面の表ござは、い草で作られています。
この畳に使われている、い草の中のスポンジ部分が湿気を吸収する働きがあります。
お部屋の空気が乾燥してくると、放湿をして程よい湿度に上げてくれ、逆にお部屋の空気の湿度が高くなると湿気を吸収してくれるのです。

畳一枚分で約500CCもの湿気を吸収でき、ペットボトル1本分、6畳のお部屋ならば3リットルもの湿気を吸収してくれる働きがあります。
そのため、高温多湿の日本の夏には最適だと言われています。

この働きによって、お部屋の湿度の調整を自動的に調整してくれているのです。
乾燥や湿気対策に加湿器や除湿器を使っている家庭も多くありますが、畳はそれだけで毎日電気代もかかることなく、部屋の湿度調整を行ってくれているのです。
さらに畳には有害物質を吸着する作用もあると言われていて、空気清浄機の役割も果たしてくれているのです。

掘りごたつの深さ

家を建てる時というのは、生活をしていく時につらくなる時期というものを考えておくと、住み心地の良い家を建てることができて、快適に暮らしていくことができるものです。

例えば、冬の寒い時期というのは、体を冷やさないようにするために色々な工夫をしながら家づくりを行うものですが、その中の一つに、堀りごたつを設けるという方法があります。

なお、掘りごたつを設ける時には、ゆっくりとくつろぐことができるように、深さに気を付けておきたいところです。

掘りごたつというのは、椅子に座るのと同じ体勢で腰掛けることになりますから、それを意識して設定しておくと問題なく使用することができて良いものです。

ちなみに、具体的な数字としては、36〜40cmほどの深さがあると、問題ないものです。
別の言い方をするのであれば、4本足の椅子の座面の高さくらいというイメージを持っておくと、快適な形で掘りごたつを使っていくことができるようになるでしょう。

なお、掘りごたつの深さが浅いと天板に当たってしまうことになりますから、注意しておくことが大切です。

新築にするかリフォームするかお悩みの方必見!

古くなってしまった自宅に対して、新しい状態に保つために、何かしらの工事を行うことを希望している方もいます。

 
住宅の状態次第では新築として建て替えを行う方法か、リフォームを行う方法かで悩むケースも見られます。
この場合では第一に予算を考えることが必要です。

 
建て替えの場合では解体費用がかかってしまうことになり、まとまった資金が必要です。
一方でリフォームの場合では現在では利用する資材類や技術力の向上で、多くのケースで希望通りの住宅環境に仕上げることができます。

 
しかし、土台や柱や梁などが著しく傷んでしまっている状態では、リフォームといっても多額の資金を必要としてしまうケースも見られます。

 
常に総合的にかかる費用を考えながら決めることが必要になり、条件によっては新築にする方がメリットを得られる可能性もあります。

 
元々の住宅の名残りを残しながら新しい住宅へと変えることを希望されているならば、やはりリフォームを施す方法にメリットを感じることもあります。

 
判断基準が難しい方ならば、プロの専門家に相談する方法で、最適なプランが提案されることになります。

リフォームすることのデメリットってあるの?

リフォームを行うと、家を新築の状態に戻すことができます。
最も大きなデメリットは、高額な費用がかかることです。

 
リフォームの費用をローンを組んで借りる場合には、利息がかかることもデメリットになります。

 
また、無理のないローンを組まないと、ローンが返済できなくなって債務整理をしなければならないという事態になることもあります。

 
そのリスクもデメリットであると言えます。
自己破産をしなければならないという事態になると、資産はすべて失うので、マイホームも失ってしまいます。
余裕のある返済計画を立てることが重要です。

 

 

リフォームは、通常は家の一部分を改修するという小規模な工事になります。
しかし、家の大部分を改修するような大規模な工事になると、場合によっては新築の家を建て直したほうが費用が安くすむというケースもあります。

 
また、部屋を1つつぶしてリビングを広くしたいとか、その逆でリビングを狭くして部屋を1つ増やしたいという場合などには、リフォームではなくリノベーションをしたほうがいいでしょう。

 
新築やリノベーションなど、他の方法もよく検討して、本当にリフォームでいいのか考えてみましょう。

暮らしをもっとおもしろく・・・保川建設