建て替えとリフォームだとどっちがお得?

建て替えとリフォームではどちらがお得か気になる人もいるでしょうが、これは建物の状態や希望する設備によって変わってくるのでどちらがお得か一概に言えるものではありません。

家全体をとにかく手直ししたいという時には、下手にリフォームをするよりも建て替えてしまったほうが安上がりで済むということもありますし、逆に不満のある部分が少ないというのであれば不満のある部分だけリフォームをするといったことで費用を節約することが出来ます。

将来を見据えてどちらを選ぶのかということも大事なことであり、建て替えの場合には一時的に大きな出費となりますがその後は暫くの間出費がなくなるわけですから、継続的にお金がかかるわけではありません。

リフォームの場合には老朽化した部分だけを手直ししても、今度はまた別の場所に不具合が出てきて数年ごとに何度も手入れをしなければならなくなってしまうということもあります。

そうなってしまうと、トータルでは建て替えの方がお得だったということもあり得るので、トータルで見て自分の希望と建物の状態を考慮してどちらがいいのか選んで見るのがベストです。

押入れを活用したリフォーム!

布団をしまうイメージの多い押入れ。
しかし近年では押入れの広さや奥行を生かして、新しい使い方をするリフォームも増えています。
そこで今回は、押入れを活用したリフォームアイデアをご紹介したいと思います。

一般的な押入れは幅165センチメートル、奥行きは90センチメートルほどあります。
この奥行の深さが押入れの最大の特徴といえます。
リフォームのアイデアとして、この深い奥行きを利用した方法があります。
ひとつめにスライド家具で奥行きをいっぱいまで使うアイデアです。
押入れにスライド式の引き出し付き家具を取り付けると、使いやすい収納庫にリフォームすることができます。
例えば本を収納する場合、2500冊もの本を収納できる例があります。
2500冊もの本を普通の本棚に収納するとなると、5メートル以上の幅が必要になります。
引き出し付きにすることで、いつでも読みたい本を取り出すことができます。

その他にも、今まで届かなかった奥の部分を、裏からも使えるようにリフォームすると、使い勝手がよくなります。
また新たな空間として、プラスアルファな空間を利用した小スペースを作り上げることができます。

子育ての家から大人の家へ!子供が独立した時にどのようなリフォームがおすすめ?

子どもが小さく、子育ての時期に建てた家は、子どもが独立してからは持て余す部分が多くなります。
子どもの成長に役立っていた庭や子どもと一緒に料理を作ったキッチンなどは無用の長物になってしまうのです。
思い出として残すことも大切ですが、これからの夫婦生活をより充実させるために、リフォームすることがおすすめです。

子どもが走り回っていた芝生の庭は、大人になると使い道がなくなってしまいます。
そこで、芝生の庭からウッドデッキにリフォームしましょう。
ウッドデッキに夫婦二人のロッキングチェアとテーブルを置き、飲み物とおつまみを片手に本を読んだり語り合ったりしてゆっくりと過ごす時間を楽しめます。

また、子どもと一緒に料理をするときに便利だった回遊動線を持つキッチンは、一人で料理をするときにはかえって使いにくいものです。
一般的なシステムキッチンに交換し、回遊動線として使っていたスペースはリビングや廊下と一体化させると部屋が広くなり、バリアフリー化がしやすくなります。

子育てを終えた夫婦の家は、夫婦の今後の生活を豊かにするリフォームが最適なのです。

和室を洋室に変えたい時は一体いくらかかるの?

和室を洋室へ変えたいと希望されるケースが最近ぐんと増えてきています。
部屋の雰囲気もガラッと変わりますのでそれなりに費用もかかるのではないか、といったことに関心が沸いてくるところです。

和室から洋室へのリフォームにはおおまかに以下の三つのパターンがあります。

1.床の張替え
和室と言えば畳敷き、これをフローリングやカーペット貼り付けへと変更する場合です。
壁や建具はそのまま、隣接するリビング等の部屋との床面レベルを合わせる下地木工事がまず必要となります。
使用するフローリング材により費用が変化し、おおまかに約9万円台より20万円台が主流で、カーペットなどの場合はそこから3万円ほど安くなります。

2.壁と天井
床変更と合わせて、和室特有の砂壁や天井も洋室仕様にリフォームする場合は全体で16万円台より31万円台ほどとなります。
床変更とセット割引も適用されることもあるようです。

3.押入れをクローゼットへ
大きな収納である押入れを、より使い勝手良くするためにクローゼットへとリフォームする場合は、内装だけでなく襖を折り戸に変更したりという可能性も含まれます。
おおよそ20万円台より25万円台ほどとなります。

トイレのリフォームで陥りやすい失敗

トイレのリフォームがよく行われる場所ですが、そのぶん失敗例も多くあります。
陥りやすい失敗には、素材の不適合や空間認識の甘さなどが挙げられます。

まず、トイレの床や壁に無垢素材を使ってしまうという失敗です。
高級感があり、近年は無垢フローリングがトレンドになりつつあります。
しかし、無垢素材は水に弱いという欠点があり、水に濡れるとフローリングが浮き上がったり染みが出来てしまいます。
トイレは基本的に明るい色で構成されるため、無垢素材の黒い染みが目立ってしまうのです。
水回りに無垢素材を使うことは避けるべきです。

また、トイレという狭すぎる空間にものを詰め込みすぎるのもよくある失敗です。
トイレに入ったときに読むための本や、トイレットペーパーや掃除道具を保管しておく物置などを設置してしまうことがあります。
すると、壁が近く天井は低くなり圧迫感が強い空間にしてしまうのです。

トイレのリフォームでは、照明や窓の配置を変えて気分を一新させることも少なくありません。
しかし、トイレは元々狭い空間であり、さらに長居する場所でもないため配置を換えても大きな変化がないことに気付くべきなのです。

こんな時代だからこそ大切!耐震リフォームすすめ

昔から数多くの地震に見舞われてきた日本ですが、ここ数年は、立て続けに規模の大きな地震が発生しています。
それらがより規模の大きな地震の引き金になると言う声もあるため、住宅に対して地震の備えを行うことは非常に大切なことだと言えます。

建物への地震対策として、最も取り入れやすいのが耐震リフォームです。
これは主には壁を増やしたり、強固な建材を採用することで、地震の揺れに建物が耐えられるようにすることを目的としています。

また費用はかさみますが、屋根を軽量化したり、外壁を補強したり、接合部分を補強することも耐震リフォームの一環に含まれます。
どれくらいのリフォームが必要か、またどの種類の補強を行うのが適切かは、耐震診断を行うことで明らかにできます。

時間や費用は要しますが、人生の多くの時間を過ごす建物、特に住宅への地震対策は命を守ることにも直結します。
ですから必ず行うことが求められます。

しかし建物を補強したからと言って安心してしまってはいけません。
耐震の場合、揺れがそのまま建物に伝わるため、建物内部の家具転倒などを避けることは不可能です。

ですから二次被害防止の観点も忘れず、対策をとることも必要です。

リフォームが住宅ローン減税の対象になることも!?

住宅ローン減税は、住宅をリフォームする際にも適用されることがあります。
これは、10年以上のローンを組んだ時、毎年年末時点での借入残高の1パーセントが所得税から還付されるというものです。
これにより、1年ごとに最大40万円、10年で最大400万円が還付されることになります。
また、住宅ローン減税は耐震改修減税と組み合わせることもできるため、リフォームの際に耐震改修を行っておけば、その分の最大25万円も還付の対象となります。

そのための条件としては、まず契約者がリフォームを行う6か月前から、その住宅に住み続けており、その年の最後まで住んでいることが挙げられます。
つまり、例えば、子供が別居している親の住居のリフォームを契約しても、減税対象にはならないということです。

また、工事費は100万円以上で50万円以上が居住用部分の工事費にあてられていること、工事を行う床面積が50平方メートル以上であり、その半分以上が居住用であること、さらに、合計所得金額が3000万円以下であることなどが挙げられます。
この他にも細かい条件がありますが、心配な場合は、先に専門家などに相談することが推奨されます。

バリアフリーリフォームのポイント

住まいの環境づくりの一環として、バリアフリーリフォームを行うことを考えている人もいるでしょうが、バリアフリーリフォームというのは種類がありますし、色々と細かな調整の仕方がありますので、そういったことも意識した上で取り入れることが大切と言えます。

バリアフリーリフォームの代表的なものといえば手すりの取り付けがありますが、手すりを取り付けておくと良い場所というのは、家の中に何箇所もあるものです。
人によって、あった方が良い場所というのは異なりますから、どこに付いていると生活が助かるか考えることが大切と言えます。

玄関にあると良いという人もいれば、廊下にあると良いという人もいるでしょう。
また、トイレや浴室なんかも、手すりがあると良い場所です。

その他のバリアフリーリフォームとしては、ミニスロープを設けるというものがあります。
そうすることで、家の中の段差を解消することができるため、移動の際の安全性を高めることができます。
なお、ミニスロープは屋外用の物もありますから、住まいの環境に合わせて取り入れると良いでしょう。

カビの対策はリフォームでもできる!?

四季がはっきりしていて、特有の季節である梅雨がある日本において生活していく中では、カビの存在を忘れ去ることは出来ません。
カビはさまざまな病気やアレルギーの原因にもなるため、放置していても良いことはありません。
リフォームによるカビ対策をしましょう。

家の中でよく見られるもので、窓の結露によるカビがあります。
結露は壁紙・窓枠周辺などに発生しやすく、冬季の窓回りを確認するとびっしょり濡れた状態であることが多い箇所です。
このような場合には二重窓設置リフォームが有効となり、費用は一つの窓でおおよそ3万円より15万円ほどとなります。

窓以外にも畳や絨毯、クッションフロアにカビが発生していることがあります。
これは床下から上がってくる湿気が原因となっているのです。
このような場合には床下換気扇設置リフォームが有効となり、費用は3台1セットの場合おおよそ10万円より15万円ほどとなります。
カーペット・フローリング張替リフォームの場合は6帖で11万円より17万円ほどとなります。

壁内結露の場合はセルロースファイバー断熱による対策リフォームが有効であり、家全体施工の場合でも50万円より85万円ほどとなります。

キッチンリフォームで陥りがちな失敗

キッチンリフォームを行った時に、よく起こってしまう失敗というのがありますので、知っておくとトラブルを防ぎやすくなると言えるでしょう。

まず1つ目は、大型シンクにリフォームをするというものです。
シンクが大きくなると、洗い物がしやすくて、大きなお皿や鍋、フライパンなどを洗ったりする時にはとても便利なものですが、シンクを大きくすることに意識がいきすぎてしまうと、その他のスペースが狭くなってしまう恐れがあります。

キッチンというのは、洗い物だけをするスペースではありません。
食材を切ったり、盛り付けをしたりもします。
大型シンクにすると、こういった他の作業をするスペースがきちんと確保できなくなることがありますので、注意しておきたいところです。

また、キッチンといえば冷蔵庫を置くスペースを確保する必要がありますが、買い替える時には当然搬出作業が必要になります。
リフォームの内容によっては、この搬出作業が困難になるため、注意が必要です。

その他、邪魔になるゴミ箱の配置に気を付けるなど全体のバランスも考えておきたいところです。

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