リフォームのときには隣近所へ大きな音が届いたり、見慣れない工事業者近くを行き来したりして、何かと迷惑をおかけするので、誰しもが工事開始前に何らかの手土産を用意して「ご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします」と挨拶に行かなければならないと考えることになります。
そのとおりで、その後の生活を考えるとそこで恨みつらみを買うわけには行かないので、できる限り丁寧に真心を尽くして挨拶しておくというのが賢明というものです。
しかし、引越しや場合や結婚の場合などと違ってリフォームですから、それほど大袈裟な品物は必要なく、せいぜい洗面タオルか手ぬぐいくらいがよく、必要以上にお金を掛けることはありません。
それよりも当事者である本人夫婦と建築業者の責任者が一緒に回ることこそが大事になります。お互い様という要素もあるので隣近所の方々はうるさいことは言いませんが、挨拶を手を抜くととんでもないしっぺ返しの来ることがあるので、その方に気を使った方がいいでしょう。
いつぐらいから始まり、いつぐらいの終わるのかを説明し、完成したらぜひとも一度は中もご覧になってくださいねと言う具合にお話しするのがいいのです。
場合によると、工事用の車などを隣近所の空いているスペースに止めさせてもらわなければならないこともあり得ますので、その時は時間制の駐車料金見合いのお菓子などを持参してお礼を述べるのも忘れないことです。