「障子と襖の違いって何?」
このように尋ねられたとしたら、あなたはきちんと説明できますか?
なかなか言葉にして説明することはないこの違い、今回わかりやすく解説いたします。
□障子と襖の違い
*障子とは?
障子とは、中国から伝来した言葉であり、元来何かを遮る建具の総称のことです。
ドアや扉、ブラインド、衝立(ついたて)など、全て障子に含まれます。
ですが現在は使い方が異なっており、木枠に和紙を貼った「明かり障子」のことを意味します。
明かりを取り入れるため、片面に和紙を貼ったものです。
*襖とは?
襖は、主に木でできた枠に紙や布を貼り、縁や引き手を取り付けた建具のことを指します。
障子のように中国から伝来した言葉ではなく、日本独自の言葉です。
本来は建具の総称である障子に含まれるのですが、現在では障子と襖で独立したものとして捉えられています。
「襖障子」という呼び方や、「唐紙障子(からかみしょうじ)」という呼び方が存在します。
□さいごに
今回は、障子と襖の違いについてご紹介しました。
昔と今では、言葉の意味が少しずつ変化しているということをお分かりいただけたでしょうか。
これを機に、障子と襖の違いについて説明できるようになるといいですね。