民家再生の際には行っておきたい耐震性の強化

「民家って、耐震性は大丈夫なの!?」
古くからある建物であるため、構造自体はしっかりしていても、地震が起きた時に耐えられるかといえば、そうではないですよね。
今回はそんな民家の耐震性強化についてお伝えします。

□民家再生の際の耐震性強化
民家の構造は、太い柱と梁によって建物を支えるという仕組みになっています。
これは伝統的な工法であり、柱と梁で耐震を生み出します。
しかし現代の耐震性を判断する基準は壁の量であり、民家の柱と梁だけでは地震に耐えうる力を持っていないと評価されてしまうのです。

民家の良さは、日本らしい趣を作り出す材質や間取り、空間の使い方にあります。
ですが現代の耐震工事をそのまま適応してしまうと、壁を増やすことで空間を遮ってしまうことになり、本来の良さが失われかねません。

そのため、民家の耐震性強化は現代のものと異なる方法で行うことで、民家の風合いや趣を残すことができます。
これは民家の専門家による調査や評価が必要になるため、一般的な耐震性評価を鵜呑みにせず、専門家の意見を取り入れることが重要です。

□さいごに
今回は民家の耐震性についてお伝えしました。
民家の良さを生かし、快適な空間を作り出せるとよいですね。