古民家再生って何?基本から詳しく説明します

古民家再生は古い民家をリフォームなどにより再生することです。対象となる民家は現代風の住宅ではなく、日本の伝統様式で建てられた古い住宅です。

古民家再生はそのまま直すことではないことに注意が必要です。古民家はそのまま直したのでは使いにくい面があります。いいところは残し、要らないところは改装して、住みやすくするのが基本です。

古民家は現代の建築基準法には適合していないため、壊してしまうと二度と戻らない性質のものです。しかし、当時の法律に適合していれば、違法建築ではありません。

改装により安心して使い続けることができます。古民家では地震に対する耐震性が心配されるところですが、実は古民家は現代の住宅よりも丈夫です。

古民家は太い柱や梁、桁等でつくられているので、腐食等が無い限り、現代住宅以上の耐震性を持ちます。

古民家の弱点は設備面です。古民家の台所は土間となっていることが多く、現代の生活には適応していません。古民家再生ではキッチンや洗面、浴室といった設備が必要な部分を重点的に改装することが効果的です。

さらに、冷暖房を完備することで、快適な住環境をつくることができます。一度壊してしまうと二度と戻らない日本の資産を、使い続けることは意義のあることです。