民家再生で取り入れたい「和」の空間 いろり編

前回、「和」を取り入れた空間のとして土間のある家についてお話しました。今回は、昔ながらの民家を再生することで取り入れられる「和」の空間について、引き続きお話していきます。

○民家再生とは

はじめに民家再生について簡単にご説明しますと、昔からの家に内装工事やリフォームを行ったり、家自体を移動させたりして再び住宅として利用する方法のことです。

日本らしい趣のある雰囲気を残して粋な空間を楽しむことができます。

○民家再生で取り入れたい「いろり」

今回は民家再生で取り入れたいものの一例としていろりをご紹介します。いろり、というとどうしても、昔話の中に出てくる遠い過去のもののような気分になってしまいますね。

実際にいろりが家にある住宅も今はほとんどありません。ではなぜいろりを取り入れるのが良いのでしょうか?

○いろりの利点

いろりは昔から、調理を行う場所として利用されてきました。しかしそれ以外にも、いろりの効果は様々なようです。冬場暖を取るために利用したり、そこにいろりがあることで、人が自然に集まったりして、コミュニケーションの場にもなります。

場所や便利さの問題からほとんど見られなくなってしまったいろりですが、家族みんなで利用できるいろりには魅力がたくさんあります。

現在では、テーブルにいろりがついたかたちのものもあるようですので、みなさんもぜひ取り入れてみてくださいね。