田舎暮らしをする上での大きな魅力の一つが、「古民家」に暮らすこと。
日本の伝統的な木造建築に住むことは日本人にとって一つの憧れかもしれません。
しかし、「古民家」に住むことには魅力の他にいくつか注意しておかなければならないことがあります。
今回は、田舎暮らしの苦労の一つになり得る「古民家」の持つ欠点についてお話ししたいと思います。(「古民家」の魅力については前回の記事「民家再生や田舎暮らしで注目の「古民家」その魅力とは?」を参考)
まず、意外と思われるかもしれないのが古民家特有の「暗さ」です。
解放感があって軒先から光が差し込むと思われがちな古民家ですが、玄関やキッチンなど光が差し込まない家の奥の暗さには注意が必要です。
現代の家のように採光窓のような工夫があまりされていないのが伝統的な古民家の特徴であるため、手つかずのモノだと意外と家の中の暗さを感じるかもしれません。
次に、多くの人が困ると思われるのが冬の寒さです。
木造建築の家は、冬暖かく夏涼しいと思われがちですが、古民家は夏の涼しさを優先した風通しの良い家ですので、当然その分冬の寒さが厳しくなります。
密閉性や断熱性というのが現代の家に比べて劣っているため、快適に暮らすためには何らかの改修が必要になるかもしれません。
以上、日本の伝統的な古民家の持つ欠点についてお話ししましたが、もし古民家を改装して住まれるという場合には上記のような点を押さえながらリフォームされると理想の古民家に近づくかもしれません。