前回より引き続き、田舎暮らしを始める前に田舎へ移住する若者のリアルを確認してみましょう。
・最も大きな壁は地域のコミュニティ
田舎で暮らす人々は、小さなコミュニティの中で何十年と助け合いながら暮らしてきた方が多いです。
そのため、これまでの生活が変わってしまうことや古くから行ってきたやり方や、伝統を大切にされています。
「他所から移って来た人が自分たちの生活を荒らしてしまうのではないか」という警戒心が働くことも少なくなく、田舎は閉鎖的だといわれる所以ともなっているのではないでしょうか。
反対に、田舎の人々の近すぎるコミュニケーションに抵抗を感じてしまう移住者も少なくありません。
良くも悪くも開放的な生活を行っている地方が多いため、近隣住民の過干渉やご近所付き合いが負担になることも。
郷に入れば郷に従えといいますが、これが大きなストレスとなり田舎を離れてしまう方も少なくありません。
反対に、田舎の文化を受け入れ生活を送ることができれば、このコミュニティはむしろ生活で心強いものになります。
困ったことがあれば助け合ってきた環境だからこそ、一度輪の中に入ってしまえば新生活を送る上でも信頼できるコミュニティだと言えるでしょう。
以上で若者の地方への移住についての記事は最後となります。
地方創生が謳われるようになって以降、地方で若者が活躍するケースも頻繁に見られるようになり、田舎暮らしが新しいライフスタイルのひとつとして認知され始めています。
これまでの生活を捨てることは簡単なことではありませんが、勇気を持って踏み出せば今の生活を変えたいと考える人にとってはとても魅力的な選択肢のひとつと言えるでしょう。