民家再生の方法はいろいろありますので、目的に応じて専門業者の知恵を借りて実施するのが一番と言えます。多くの場合、長い年月を過ごしてきた古民家が対象になりますが、大方素晴らしい材木を使い、丁寧な仕事をしているので、再生する価値は十分にあると言えます。
現地再生、移築再生、部分再生など、様々なやり方がありますが、移築再生というのは、全く別の場所に建物を移して再生するものです。中には、傷んでせいる柱などもありますので、その場合はその部分を新しいものに取り換えたりします。もちろん、新たに耐震補強の工事なども施します。
現地再生と部分再生は、もともと建物が立っている場所で新たに復元するというものです。全体を再生するものと部分的に再生するものとの違いはありますが、やることは移築の場合とほぼ同じになります。ただ、同じ場所の場合は、土台となる部分が年月の経過でしっかりとしているので、ここに新たなお金がかかることがないというのが大きなメリットになります。
共通して言えることは、柱や梁などがしっかりしており、いい材質のものが多いので、これらを活用しない手はないということと、年月を経ただけの味があり、使い込んだ風格もあるということです。