これまでに地方へ移住する若者が増加している理由についてご説明しました。
都会では味わえない経験や癒やしを求める人が多い一方で、若者を求める地方の政策などをきっかけに、いわゆる「田舎ブーム」が起こっています。
しかし、若者の地方移住が増える一方で、田舎暮らしを初めて間もなく都会へ帰ってしまう若者も少なくありません。
今回は若者の地方移住における失敗や落とし穴についてご説明します。
・「思っていたのと違う…」多くの方が理想とのギャップを感じる理由
前回までにご紹介したように、多くの若者は閑静で自然豊かな環境を求めて移住してくることがわかりました。
しかし、子育てや脱サラなどを機に「田舎で新生活を始めよう!」という方が田舎にやってきて感じることは、「これまでの生活よりも不便になった」ということです。
当然ながら田舎には娯楽が少なく、同年代の子どもが少なかったり、田舎で育った子どもが進学や就職を機に都会へ出ていくことが多いのも事実。
こういった事情から実際に移住を行ったものの、逆に田舎暮らしに飽きてしまう、疲れてしまうという方も多いのが現状となっています。
地方へ移住する前に、これまでの生活とどう変わってしまうのかというイメージを持つことが大切です。