田舎で暮らすようになったらあれもやりたいこれもやりたいと意欲的だった人が、実際に田舎へ移り住んだら移り住んだだけで満足してしまうのか、あまり何もしないまま時間が過ぎてしまうということがしばしばあります。
いろいろやろうと思っていても、畑仕事ひとつやってみても考えていた以上に労力がかかったり、道具がそろわないことでできなかったりしてしまいます。そこで大切になってくるのが、ご近所との付き合いになってきます。
田舎では近所の人々が助け合って暮らしています。労力も道具もなければ、ご近所から貸してもらえます。日ごろからコミュニケーションを図っていくためには、自治会への入会が一番の早道です。
自治会では通常一月に一回会合があり、そこでコミュニケーションを図ることができます。また収入がなくては生活が成り立っていきません。
田舎で生活をしていくための生活手段の確保が、必要になってきます。田舎では自分の家で食べる野菜はすべて自給しようと思ってきたのに山菜狩りに夢中になってしまって、種まきや苗植えの時期を逃してしまう。
自分で山の手入れをしたり間伐した木にキノコを栽培してみたいと思っていたのに、山に自然に生えているキノコをとるほうがはるかに面白くて栽培のことなど忘れてしまうといったことがないように、田舎暮らしの目的と移住先探しは慎重に行ってください。