古民家で雨漏り!!原因は?

古民家を再生して住もうと考えている方もいらっしゃると思います。

古民家とは建てられてから何十年も経過している民家の事で、最近の家とは違い部屋をふすまで仕切られていたり、縁側のある様な古い家の事です。

昔ながらの良さもありますが、雨漏りしていたり、すきま風が入り寒いなど、実際に住居にしようと思うとまず改修工事をする必要があります。

雨漏りしている場合、瓦が割れていたり、ズレが生じそこから雨漏りしている場合など様々な原因が考えられます。

古民家の場合、その多くは土葺という工法で葺かれている物が多く、その名の通り屋根に土をひき、その上に瓦を葺く施工法の事です。

釘などはあまり使用せず、土が接着剤代わりとなります。

こういった土葺の場合、土に粘りがある間は瓦と引っ付いていますが、ある程度年月が経ったり、地震などでゆれてしまうと瓦と土が離れズレてしまいます。

このズレが酷くなってくると雨漏りの原因になります。

また、棟部分も銅線やビスなどを使用する工法ではない為、泥に粘りが無くなってしまうと棟瓦がズレる事もあり、これも雨漏りの原因になってしまいます。

幹線道路の拡張!!いったいどうすれば?

古民家が面している幹線道路の拡張が決定された時の対処方法として、古民家を解体して立ち退くか、解体後の更地に住宅を新築するかの選択肢があります。
家に愛着があり、今の家にずっと住み続けたい時には、建物を減築してそのまま残すという選択肢もあり、敷地が広い場合には建物を移動させる曳き家という選択肢もあります。

幹線道路の拡張後も古民家で暮らしたい場合には、減築リノベーションをするか曳き家をするしか方法がありませんが、いずれの場合もリフォーム会社に相談することが必要になります。
リフォーム会社の中には古民家再生に特化している会社がありますので、最適な方法で家を残すことができます。

減築リノベーションをする場合には、耐震補強工事や断熱工事などを行うことができ、耐震性や断熱性を強化することが可能です。
リノベーションだと間取りなども大きく変えることができますので、古民家の風情はそのままで、理想的な室内空間にすることができます。
曳き家をする場合も同様にいろいろな補強工事をすることができ、より安全で快適に暮らせるようになります。

古民家は癒しの空間

家を建てたいと思っている人は多いです。
新築の家も建売もあれば注文住宅というやり方もあります。
その工法もツーバーフォーや軸組みだけでなくさまざまな工法があります、それと同時にリノベーションも人気です。
リノベーションの中でも古民家のリノベーションはとくに人気です。
というのも古民家には独特の癒しの空間があります。
太い柱や大きな梁のある家は、そこの空間だけは別次元のようなきになります。
明治、大正時代から生き抜いている古民家にはほかにはない独特の雰囲気があります。
ただ昔のつくりですからまったく断熱材もなければ隙間風がはいってくるような構造になっています。
そういう構造だったから長い年月をかけて残ったともいえるのですが、リノベーションのときにはきちんと断熱材もいれて気密性もある家にして、現代の生活にあうように作り変えていきます。

内部は住みやすいように変えても、見た目は古民家になっているので、住みやすく癒される家に生まれ変わっていきます。
古民家物件を探している施主さんはとても多いですし、今後も人気は続いていきます。

フローリングにする前に気を付けること

最近の住宅はフローリングが非常に増えています。
部屋を自由に使えるだけでなく、家具の配置なども自由にできる上、夏は適度に涼しく冬は床暖房などにすることで暖かい環境を整えることができるとして非常に快適な床材です。
又、必要に応じカーペットなどを敷いて利用することも可能であるため、使い勝手も良い物として注目されています。

その為、最近では古民家などの床をフローリングにする人も増えています。
畳に比べ非常に使い勝手が良いからですが、この際に注意すべきことがあります。
それは断熱材を入れることです。

畳の敷いてある床の場合には基本的には畳自身が断熱材の役割を果たしていることから床には断熱材は入っていないことが多く、畳を外してそのままフローリングにすると外気の影響をそのまま受けてしまうことになります。
そのため夏は床が非常に熱く、また冬は床が冷たくなってしまうのです。
さらに床から熱が外に逃げてしまう為暖房効率が悪くなってしまうことにもなります。
古民家などをフローリングにすることはよく行われるのですが、この点には意外と気づかない場合も少なくありません。

古民家の床下が寒い原因

家を購入したいという人は多いです。
いまの新築物件もいいですが、古民家を自分たちでリノベーションを住みたいと願う人も多いです。
古民家というのは大正や明治以前の物件が多いです。
独特の太い柱や梁があって雰囲気も素敵なのであこがれる人も多いです。
古民家の特徴としては夏はとても通気性がよく涼しいですが、冬はとても寒いという特徴があります。
なぜ古民家が寒いのかといえば、今の建物では当たり前ですが、断熱材が入っていないからです。
とくに床下にも断熱材が入っていません。
昭和以前の建物には断熱材がはいっていないのが当たり前でした。
ですから長持ちしたともいえます。
じつは断熱材をいれることによって気密性が高まるので材木が傷んでしまいます。
カビたり結露がついていくことでいたみ、腐るリスクも高まるのです。

このようなことを防ぐために断熱材をいれないという作り方が主流でした。
いまは古民家のリノベーションのときは、寒さ対策として断熱材をいれながらリノベーションをしていく人が増えています。
時代によって暮らし方が変化しているからです。