トイレのリフォームがよく行われる場所ですが、そのぶん失敗例も多くあります。
陥りやすい失敗には、素材の不適合や空間認識の甘さなどが挙げられます。
まず、トイレの床や壁に無垢素材を使ってしまうという失敗です。
高級感があり、近年は無垢フローリングがトレンドになりつつあります。
しかし、無垢素材は水に弱いという欠点があり、水に濡れるとフローリングが浮き上がったり染みが出来てしまいます。
トイレは基本的に明るい色で構成されるため、無垢素材の黒い染みが目立ってしまうのです。
水回りに無垢素材を使うことは避けるべきです。
また、トイレという狭すぎる空間にものを詰め込みすぎるのもよくある失敗です。
トイレに入ったときに読むための本や、トイレットペーパーや掃除道具を保管しておく物置などを設置してしまうことがあります。
すると、壁が近く天井は低くなり圧迫感が強い空間にしてしまうのです。
トイレのリフォームでは、照明や窓の配置を変えて気分を一新させることも少なくありません。
しかし、トイレは元々狭い空間であり、さらに長居する場所でもないため配置を換えても大きな変化がないことに気付くべきなのです。