リフォームしやすい家とは?

日本の住宅は、ある程度劣化して行くと昔は建て替えを希望した人が多かったのですが、最近はリフォームをしたいという人が増えてきています。

全面リフォームの場合は建て替えと似ていてわかりにくいですが、躯体を残すか残さないかの違いになります。

躯体を残すのがリフォームですが、これには条件があり、躯体がまだ利用できる状態にあることです。

ただ、躯体が利用できないほど劣化している家は珍しく、築年数30年から40年以内の家ならば躯体が劣化している可能性は低くなります。

では、リフォームしやすい家とはどのような家でしょうか。

それは壁と躯体が容易に切り離せるような造りの家になります。

最近の新築住宅は数十年後にリフォームすることを前提にして建てられてますので、躯体と壁が分離できるようになっています。

そうでなくても、日本の住宅は昔から増改築し易い造りになっているのが特徴です。

これに対して、戦後アメリカから入って来たツーバイフォー工法は壁と柱の両方で住宅を支えており耐震性にはとても優れていますが、増改築にはあまり向きません。