耐震性のある住宅に

住宅には当然人が住んでいます。

平均的な日本人の家族は親2人と子供2人の4人家族になります。

これらの家族を地震から守るためには、耐震性がしっかりした住宅であることが必要になります。

耐震性は建築基準法によって定められていますが、一番大きな改正があったのは1981年6月の改正です。

この時以降に建てられた住宅は新体新基準を元にした住宅で、耐震性に優れた住宅と言われるようになりました。

その結果が顕著に表れたのが1995年1月の阪神淡路大震災です。

倒壊した建物は4千棟以上でしたが、そのおよそ8割は旧耐震基準の時に建てられた建物だったのです。

ただ、2割は新体新基準でも倒壊していますが、倒壊の程度がたいしたことがなかった家が多いか、あるいはシロアリが発生していたことが原因になっており、耐震基準とはまた別の理由により倒壊したのです。

ですが、耐震性にも新たな問題が生じました。

それは、横揺れには強くなったけども縦揺れには弱いという現状です。

縦揺れを防ぐためには家のバランスが大事になってきます。

家の形も出来るだけ正方形に近い方が、倒壊しにくいなどの研究もされています。