海外の子供部屋事情

海外の子供部屋事情についてご存知でしょうか。

日本では当たり前だと思っていたことが、海外では当たり前ではないかもしれません。

今回は、日本とは少し異なる海外の子供部屋事情についてご紹介致します。

日本にも海外にもそれぞれ良い所がありますので、良いと思ったところを取り入れてみましょう。

子育てをする上で最も大きく異なる点は、欧米では家族が一緒に寝る習慣がないということです。

ですから、生まれたばかりの赤ちゃんも別々の部屋で寝かせます。

つまりそれほど小さい頃から、自分の部屋を与えられるということなのです。

もし、赤ちゃんが夜泣きした場合は、赤ちゃんの部屋と親の寝室にトランシーバーなどを設置しておき鳴き声が聞こえたら部屋に行きます。

アジア人の強い家族意識と、欧米人の自立心を重視した考え方では少し異なりますよね。

他にも、欧米では両親が出かける場合、ベビーシッターに預けるという習慣があります。

欧米では赤ちゃんを1人で寝かせる習慣は2世紀からあるそうですが、このような社会だからこそ子供部屋を生まれた時から作ることが可能なのかもしれません。

子供部屋はいつ頃から必要?

お子さんがいらっしゃるご家庭では子供部屋を作るか作らないか、作るならいつごろから作るか、ご検討される方は多いかと思います。

広い目で見てみても、自立心を養うため子供部屋を作っているご家庭は多いです。

では、子供部屋はいつ頃から作るのが良いのでしょうか。

単刀直入に申し上げますと、部屋を作るのには特に決まった時期というものはありません。

ですが、小学校入学や中学校入学時と同時に部屋を作るご家庭が圧倒的に多いです。

中学校や高校入学後は、受験などに備えて勉強に集中できる環境を整えたいですよね。

先ほど申し上げた通り、適した時期というものはありませんので、小学校入学前から部屋を与えても問題はありません。

その証拠に海外では、生まれた時から親子別々で寝る習慣があります。

しかし、小さいころから部屋を別々にするとお子さんが寂しがる可能性がありますので、お子さんの意志を尊重してあげるのも良いかもしれませんね。

部屋を作る目的が、勉強に集中させてあげたいというのなら学校に入学する時に、自立心を養いたいというのなら本人が希望する時に、自己管理能力をつけたいというのなら小さい頃から、という風に目的を明確にした上で部屋を作ると良いでしょう。

コミュニケーションがとりやすい家って?

家族で暮らす上では、やはりコミュニケーションをたくさんとりたいものですよね。

しかし、長年一緒に暮らしているとコミュニケーションが減っていくのも現実です。

そこで部屋の間取りの工夫で、コミュニケーションを増やすことができたら素敵ではないでしょうか。

まず最も重要なのが、みんなが集まるリビングの位置です。

リビングはできるだけ家の中心にし、階段や寝室などどの部屋に行くにもリビングを経由しなければ行けないような間取りにします。

少し面倒に思うかもしれませんが、逆に玄関から部屋に直結できるようにするとどうでしょうか。

個々の生活リズムは少しずつ違うものですから、全く顔を合わせないという日が続いてしまうかもしれません。

ご家族の異変にいち早く気づいてあげるためにも、顔を合わせる機会をなるべく多く設けることが良いでしょう。

一軒家でしたら、吹き抜けを作ってみるというのもおすすめです。

吹き抜けを作ることによって、姿は見えなくても気配や音を感じることができますよね。

1人でいるときも孤独感を感じることがなく、いつでも家族と一緒に暮らしている実感ができます。

一緒に暮らす上でコミュニケーションをとることは重要なことですので、間取りを考える際にはコミュニケーションが取りやすくなるように工夫してみて下さい。

子育てのしやすい間取りとは

お子さんがいらっしゃるご家庭は、やはり子育てを中心に間取りを考えたいですよね。

しかし、子育てのしやすい間取りとは一体どのようなものでしょうか。

小さいお子さんは家の中にいても目が離せません。

ですから、親の目が届きやすい間取りにすることが必要です。

例えば、キッチンをセミオープン型にしますと、作業台がリビングの方を向いているので子供に目が行き届きやすいでしょう。

キッチンの入口付近に冷蔵庫を設置するにもおすすめです。

冷蔵庫を手前に置いておくことで、子供がキッチンをうろうろしません。

庭がある場合は、リビングに大きめの窓をつけることで庭にいる時も子供の姿が見えるようにます。

子供はいつまでたっても子供ですが、少しずつ大きくなっていきますよね。

大きくなった時に、家族でコミュニケーションが取りにくくなってしますことが多いです。

ですから、子供部屋を作る場合は絶対にリビングを経由しないと子供部屋に行けないような間取りにすると良いでしょう。

玄関からいきなり子供部屋へ行くことのできる間取りですと、ライフスタイルの変化により、何日も顔を合わせていないということもあり得ますよね。

子供の安全のためにも、変化にいち早く気づいてあげるためにも、目が行きコミュニケーションが取りやすい間取りにしましょう。

和室が減ってる理由

和室の最大の特徴である畳は、千数百年の歴史を持っています。

しかし、現在その畳文化は急激に減少し、ここ20年で3の1にまで減少しているのです。

特にアパートやマンション、分譲住宅で和室があるものはほとんどなく、需要自体が減少しているのではないかと考えられます。

では、一体なぜ和室が減少し、需要自体も減少し続けているのでしょうか。

最も大きな原因の1つとして、日本人のライフスタイルが大きく変化したことによる影響が挙げられます。

床の上で座って、食事をし、布団を敷いて寝る、そんな日本独自の習慣は確実に減ってきていますよね。

和室はさまざまな用途に使用できるため、大人数で生活するのに向いています。

しかし、1世帯あたりの人数が昔に比べて減少していくにつれ、何にでも活用が可能な和室の需要も減少してしまいました。

和室という多目的な部屋を作らずとも、必要な部屋数を作ることができるのです。

もし、洋室ばかりの家に和室を取り入れたとします。

すると、全部の部屋がフローリングの場合に比べて、和室を作る場合は別の施行が必要になってきますので、コストが上がってしまいます。

これらの理由で、和室を作らない家庭が増加しているのでしょう。

マイナス面ばかりに目を向けず、日本独自の文化を継承していくためにも、和室について前向きに考えてみてください。

和室には和室にしかない良さが多くありますよ。