C値とは、家の床面積に対する隙間面積の割合を表す数値です。
通常、床面積1平方メートルあたりの隙間面積(平方センチメートル単位)で表します。
具体例として、C値0.6であれば、床面積1平方メートルあたり、0.6平方センチの隙間があるということです。
もし総床面積100平方メートルの家であれば、60平方センチの隙間があるわけです。
実際の測定にあたっては、もちろん隙間の面積をメジャーで測って算出したりするのではなく、空気圧を利用します。
大きな換気扇のような装置を回して外部から室内に空気を取り込み、その際の空気流量から算出するのです。
隙間が少ないほど、同じように換気扇を回しても実際に室内に入る空気の量は少なくなりますね。
この原理を利用しているわけです。
これに対してQ値とは、熱損出係数のことです。
室内と外の温度差が1度あるとき、家全体から逃げる熱量を床面積で割った数値です。
Q値の算出は非常に複雑ですが、要は住宅の断熱性能を表したものです。
C値もQ値も、値が小さいほど熱や冷気を外に逃がしにくいということになります。
これらの数値を参考にして、省エネで快適な家にしましょう。