過疎化が進んだ地方では、もう住む人がいなくなった民家がいくつもあります。
また、まだ住んでいる人がいるとしても、今の時代に合わず住むには大変な不便を感じることもあるのです。
そのような時には民家再生をすることで、古いものを次の時代へと残すことが可能となります。
では、どのような工程で再生していくのかというと、まずは解体から始めます。
壁や屋根などを外していき、傷んでいる部分は修繕し、使えるものはまた再利用するためです。
また、今の建築基準でも通用する耐震性を確保するために基礎に手を入れます。
古い建物は、単純に基礎石の上に柱を乗っけているだけということもありますから、しっかり鉄骨やコンクリートで固めていかなければいけません。
構造部分は、長い年月の汚れがこびりついているので、薬品、水などで洗い流していきます。
腐っている部分があれば、新しい建材に取り替えていきます。
基礎と構造が出来たら、次に新しい壁や屋根などをとりつけていきます。
間取りの変更をしたり、バリアフリーにしたりするのはここの段階です。
あとは、しっくいや装飾などを工事していきます。
あとは外壁などに手を入れれば、建物の再生は完了です。