鉄の家より木の家の方が強い?

鉄筋コンクリートを使用して建てられた家と、木材を素材として家とではどちらのほうが強いのでしょうか。

 
双方にメリットがあるので一概には言えませんが、木でできた家には多くの魅力があります。

 
木材の優れている点は、再生が可能で軽量な強い素材という部分です。

 
鉄などとくらべて重量あたりの圧縮強度が強く、地震などの衝撃に強いことが分かっています。

 
また鉄は年数ととも劣化し、サビができてしまいますが、その点でも木材の素材は長持ちしやすいです。

 
風化はしていきますが、鉄に比べるとその速度は遅く雨風に強いといえます。

 
さらに、断熱性にも優れていて熱を遮断する働きがあります。

 
太陽光の熱を遮り、部屋の中の温度をほどよく保つことができます。

 
湿度の調節も可能なので、空気中の水分量に合わせて、水分の吸収と放出を行ってくれます。

 
火事に弱い印象がありますが、表面が燃えても中心部までは到達しづらく、その強度も損われづらいという特徴もあります。

 
そのほか、紫外線の吸収や精神面でも大きなぬくもりを与えてくれる素晴らしい天然素材です。
音の響きが良いのも、木材ならではの性質といえます。