古民家でよくあるお悩み[カビの臭い]

日本には伝統的な技術を用いて
建てられた古民家が数多く存在します。

しかし、老朽化と共に解体・廃棄され、
少しずつ減少しているという現状です。

日本の貴重な文化でもある古民家を、
その独特の雰囲気を残したまま保つためにも、
最低限のメンテナンスは必要です。

また、時の流れによっていくつかの問題、
お悩みが出てきてしまうのは当然のことです。
重要なことは、その悩みに対してどのように対処するかということです。

今回は「古民家でよくあるお悩み」というテーマで、
カビの臭いについてお話しします。

長い間放置された古民家、
もしくは、日当たりの悪い裏山に立地している古民家に住まれていて、
カビの臭いに悩まれている方もおられるかと思います。

よくあることは、梅雨の長雨により押入れの中でカビが発生し、
入れてあった布団など、周りにカビが移ってしまうケースです。

実は、カビの胞子は空気中に浮いていて、
これがあちこちに付着し、発育条件が揃うと芽をだします。

さらに芽を出したカビが周りに胞子を出して増殖していくのです。

湿気の多い時期や立地の問題で、湿気が多くなるのは仕方ありません。
お住まいの方に出来ることは「風通しをよくする」ことです。
風通しを良くして、室内の汚れた空気を換気しましょう。