今回も前回までに引き続き、
「古民家でよくあるお悩み」についてお話しします。
日本の貴重な文化でもある古民家に住みたい、
もしくは既に住んでおられる方もおられるかと思います。
その独特の雰囲気を残したまま、住まいとして活用するためにも
最低限のメンテナンスは必要です。
例えば、古民家に住んでおられる方から
「電気容量を増やしたい」
「電気配線を組み直したい」
というお声を頂くことがあります。
古民家の中には建築年数200年以上のものもあるぐらいです。
電気に関して配慮がなされていないのも当然でしょう。
時代が変わる中で、無理やり電気配線を通して、
見上げた天井に配線が見え隠れしているようなお住まいもあります。
もちろん、露出はしていても整理されていれば良いでしょう。
しかし、せっかくの風情を壊すようではいけません。
また、一般的に電気工事は有資格者にしか行うことができません。
リフォーム後に電気配線にのみを自力で調整することは難しいため、
古民家をリフォームする場合は、
電気工事も視野に入れて考えることをおすすめします。
古民家ならではの良い部分を残しつつ、
住みやすいように手を加えるのが一番良いでしょう。