和洋折衷建築のメリットとは

「和洋折衷建築」という言葉を聞いたことはありますか?

なかなか聞きなれない言葉であるかと思います。

和洋折衷建築とは、近代日本において建てられた和風建築と洋風建築の要素を折衷した建物のことです。

このルーツは幕末の横浜にあると言われており、明治維新後に日本各地で建築されました。

文明的とされた洋風建築の要素と伝統的なステータスの象徴であった和風建築の要素の双方を組み合わせているところに特徴があります。

今回は、この和洋折衷建築にするメリットについて紹介いたします。

和洋折衷建築とは、現代の住宅でいうと、和風モダンや洋風の家に和テイストを取り入れたような住宅のことです。

具体的には、洋風の家であるのに畳がある和室があったりと和と洋が一つの家の中で融合しています。

洋風の家に住みたい、と思っている方は多いかと思われますが、全く「和」の要素がないのは寂しいですよね。

「くつろぎ」の概念は人それぞれです。
ソファなどで一休みすることもくつろぎのひとつですが、
和室があるだけでも家でくつろげる度合いが違ってくるかと思います。

また、和室も洋室もあることによってベット派も布団派もどちらも住みよい家になりますよね。

このように、和洋折衷建築にすることによって和と洋が融合しますので、みなさん全員が納得いく家づくりができると言えます。

古民家を蘇らせる方法

現代社会の中で、先祖代々受け継がれてきた民家もさまざまな理由から次第に日本から姿を消しつつあります。

保川建設は、民家再生を通じて私たちが住む地域、暮らす街、そしてこのかけがえのない地球が安全に、
いつまでも美しくあることを願って「民家に関心をもつあらゆる人々のネットワーク組織」・NPO法人日本民家再生協会に加盟しています。

千葉・房総では唯一の正会員として数々の実績を積み重ね、先人が築いてきた日本古来の「住」文化を現代の暮らしに継承・発展させるべく努力しています。

今回は、この我々が力を入れている古民家を再生させる、蘇らせた事例について紹介いたします。

古民家再生の手段・工程は様々です。

たとえ建築200年であってもきちんと住み心地の良い家に蘇らせることができます。

具体的な方法としては、和洋折衷という概念を取り込んで、古民家の一部を洋風にしたりして、ベッド派の人でも住めるような家にする方法があります。

また、事例として施主様もあきらめていたほどの傷みの激しい古民家がありました。

廃屋寸前であったこの古民家も、当社の調査で再生可能と判断致しました。

工事の結果、見違えるばかりの民家に。
板下見は塗装をせず、時間が風合いを出してくれるのを待ちます。

そのほかの事例では、施主様の先代が自ら建てられた崩れかけていた土蔵がありました。

その土蔵の傷んだ壁や周囲を解体し、内部も細部にわたって手を入れさせて頂きました。

その結果、白と黒のコントラストが美しい、日本の風土に溶け込む見事な土蔵が誕生しました。

このように、保川建設は古民家を蘇らせる力を持っています。

是非古民家再生に関してご相談がある方々はお気軽にご相談してくださいね。

社寺建築におけるコツ

みなさんは、社寺建築という言葉を聞いたことはありますでしょうか。

社寺建築とは、寺や神社などの建物 及びその建物の建築を指します。

保川建設は、社寺建築も取り扱っております。

今回は、その社寺建築におけるコツについて紹介いたします。

まず、社寺建築の対象となる寺や神社の老朽度はなかなか外見からでは判断できません。

だからといってやみくもに取り壊したり、素人判断で補修を行うことは、
先祖の知恵を取り壊してしまうことと同様のことであり、好ましくありません。

既存の建物の現状を正確に調査し、的確な建設計画を立てていくことは将来にわたって建物を長く保つことにつながります。

ですので、正確に調査をしてくれるような業者をきちんと選定しましょう。

次に、どの部分を変えていきたいのかをはっきりさせることが大切です。

長い年月が経っているため、気になる部分はたくさんあるとは思いますが、予算の面であったり、
老朽度の緊急性を考慮した上で大規模改修なのか一部補修なのかを決めていきましょう。

例えば、日本瓦の屋根がほとんどかと思われますが、瓦葺きの屋根は必ず劣化します。

メンテナンスは定期的に行うことをお勧めいたします。

以上のように、業者の選定と補修する部分に優先順位をつけていくことは社寺建築においてとても重要なことです。

社寺建築においてご相談がある場合はお気軽に保川建設にご相談くださいね。

建築に置ける機能性について

建築における機能性は、何を重視するのかというところで迷われる方もいるのではないでしょうか。

耐久性、デザイン性、予算、エコ、など家とは長い付き合いになるからこそ、悩みます。

今回は、その中でもいくつかの機能性について紹介していきます。

最近はエコな機能を持たせたものが多いです。

断熱性の高い、高気密なものに施工することで、節電などにつながります。

その次に、家が傷まないような防水性を持たせる施工をすることも多いです。

特に木材を使われている住宅には、防水性を高めることは非常に重要となっています。

機能性を求める背景に、誰もが考える住みやすい家にしたいという思いがあります。

これには十人十色の考えがあると思います。

なので、最後に老後に備えた機能について少し紹介します。

誰もが、老後を迎えることが予測されます。

老後に備えた機能というものは、誰もが使いやすいということです。

だから、今その機能を持たせておくことも良いのではないでしょうか?

家を考える際に参考になればと思います。

田舎に家を建てる際のポイント

田舎でのスローライフに憧れる方もいるのではないでしょうか。

その際に、いくつか気をつけなければならないポイントがあります。

一つは、自然災害です。

土砂崩れや洪水。
せっかくの田舎暮らしも台無しです。

知らない土地であるならば、しっかり調べておく必要があります。

次は、家のデザインです。

田舎なのに、いかにも洋風の家を建てると景観もよろしくないですし、
田舎の方々とも仲良くやっていけなくなるなどの弊害も出ますので
周囲に馴染む外装などを、心掛けるようにしましょう。

その際、自然な材料などを使うと、より一層田舎っぽさがでるのではないでしょうか。

最後は、その土地に住む方々と仲良くやっていくことです。

仲良くしろとは言いませんが、地元で受け継がれてきたものであったり
その土地の慣習などがあるかもしれません。

最初は、よそ者なので慎重に入っていくといいのではないでしょうか。

田舎暮らしの参考になればと思います。

囲炉裏の効果とは

みなさんは、囲炉裏のある家を見たことはありますか?

囲炉裏のある家というと、昔話に出てきたイメージであったり、どこか懐かしいイメージだったり、現代の家では見かけることはあまりないですよね。

だからこそ囲炉裏のある家をお勧めしたいと思っています。

今回は、囲炉裏のある家、囲炉裏をとりつけることによるメリットについて紹介いたします。

まずは、囲炉裏があると風情がありますよね。

また囲炉裏を囲んで家族団らんの機会が増えることであったり、家族間のコミュニケーション向上にも役立ちます。

他にも、囲炉裏で作る料理というのは炭の遠赤外線効果で美味しく感じますし、
それによる自然な暖房効果もあり、視覚的にも精神的にも満たされます。

来客があった場合でも囲炉裏を使って魚などを焼いたりすると立派なおもてなしになりますし、料理の手間もかからずに住むというメリットもあります。

やはり囲炉裏をとりつけることによるメリットは多くあります。

しかし、現代の住宅において囲炉裏を設置するにあたっては注意する点もあります。

それは換気対策です。

家の中で火を使うわけですから、換気対策をしっかりしていないとハイが家の中に飛び散ってしまう恐れがあります。

これらの対策をしっかりとした上で、囲炉裏のある生活を楽しんでくださいね。

北欧風のインテリアのコツ

最近、流行っている北欧風インテリアについて紹介していきます。

まず、ベースカラーをナチュラルカラーにしてみたり、
白か黒をベースにしたものや、グリーンやブルーを取り入れていたり
アクセントにビビットカラーを差し込んだりすることです。

色遊びがとても上手なんです。

そして、全体的なイメージとしては明るい印象です。

しかし、派手にしすぎないということは注意しなければなりません。

明るい印象を与えながら、落ち着く空間も生み出しているからこそ
北欧インテリア・デザインというものは、みんなに親しまれるのかもしれません。

人工的なものは極力排除することが大切です。

あくまで、自然感を出すことも必要です。

木を使ったものを取り入れて、木のぬくもりを出すこともいいでしょう。

あとは、丸みのあるものを選ぶともっと北欧風になるでしょう。

北欧スタイルは、一人暮らしの部屋でも楽しめるので
ちょっと模様替えをしてみてはいかがですか。

古民家で言う「歪み」とは

近頃、「家の歪み」、「傾いている家」などの言葉を耳にする機会が多いかと思います。

これらは家の劣化やもともとの建築ミスなどが原因です。

では、古民家で言う「歪み」とは、一体どのような歪みなのでしょうか。

今回はこの部分を紹介いたします。

古民家の歪みや倒れなおしの原因はたいていの場合、土台がないため、沓石の上に乗っているだけなので不等沈下が生じています。

不等沈下とは、地盤が均等に沈下(地盤沈下)せず、建物が傾斜している状態のことです。

地盤が均等に沈下していれば、その上の建物は均一に沈下しますから傾斜は発生しませんが、
地盤の一部だけが沈下すると建物は不揃いに沈下をおこし、その結果として傾斜が発生します。

この状態を不等沈下(不同沈下)とよびます。

その不等沈下を発見したら、可能な限りの範囲でコンクリートで基礎作りをし、土台をまわします。
これは
1、まず基礎を持ち上げ
2、基礎の上に建物を戻し
3、土間コンクリートを打つ
という過程で行われます。

古民家再生は、完成に至るまでに実にいろいろな工程があります。

どの段階もなくてはならないものです。

今回はそのなくてはならない段階の歪み・倒れなおしの過程について紹介させていただきました。

和風建築におけるポイント

今でも近所を歩いていると、昔ながらの和風建築の家はありますよね。

和風建築にはなんとも言えない良さがにじみ出ていると言えます。

和風建築に憧れを抱かれている方はとても多いかと思いますが、
実際に立てるのはどうなのか不安を感じる方も多いと思われます。

しかし、現代の和風住宅に多く見られるのが和洋折衷タイプの家で和の落ち着きと洋風の機能性をバランスよく融合させることで、
現代の暮らしにマッチしたライフスタイルを確立させることが可能です。

その和風建築におけるポイントは以下のように様々です。

・風通しが良い
日本での和風建築は、様々なところに細やかな工夫が施されており、とても暮らしやすい家です。

和風建築は、柱・梁の骨組みと大きな開口部で構成された開放性の高い住まいですので、風通しが良いです。

・リラックス効果
また、木造建築ですので、木の家ならではの落ち着きや、リラックス効果があります。

また、木の柱や梁を見ていると、年数を重ねるごとに年季が増し、同時に高級感も増していきますよね。

・落ち着きのある和室
以前の記事でも述べたように、畳のある和室は日本人にとってとても落ち着くもので、リラックス効果が期待できます。

これらのように、和風建築のメリットはとても多くあります。
みなさんも是非和風建築を考えてみてはいかがでしょうか。

地域に合った家づくりについて

田舎に住むことを考えていらっしゃるみなさんは、どのような家に住みたいか具体的にお考えでしょうか。

せっかく田舎に住むのなら地域に合った古民家で暮らしたいと思われる方はとても多いかと思います。

そう思われるのはとても自然な成り行きです。

古くから受け継がれてきた民家で暮らすことはとても夢のあふれることですよね。

古いだけの民家なら家が古かったり、機能が低かったりとそれほど魅力を感じないと思いますが、
それらの部分を新しく「再生」された古民家はいかがでしょうか?

昔から受け継がれてきた良さと、新しくリフォームをした新しさが融合している家づくりはとてもオススメです。

古くからのよい部分と、新しい機能性を兼ね備えており、健康的で安心できる家になります。

古民家に魅力を感じる部分や理由は人それぞれです。

古民家にある年季の入った柱や、囲炉裏を見て囲むだけで心が和み、落ち着きます。

是非みなさんも古民家を再生したような地域に合った家づくりをして、田舎暮らしを堪能してはいかがでしょうか。